

秋の植物たち
リュウノウギク
明るい低山に生えるキク科の多年草。花は晩秋の頃に咲き、普通白色で時に淡く紅をさす。葉をもむと香りがある。
ノコンギク
山野に生えるキク科の多年草。盛んに枝分かれし、多数の花をつける。花を割ると種になる部分に長い冠毛(綿毛のこと)が目立つ。
ミゾソバ
山野の水辺に生えるタデ科の1年草。茎には下向きの小さなとげが並ぶ。普通群生し、花の色は白色〜紅色まで変化に富む。
ツルニンジン
山の林内に生えるキキョウ科の多年草。ジイソブの名でも知られる。葉は互生につくが、枝先では輪生しているようにも見える。
ヤクシソウ
日当たりの良い山や道ばたに生えるキク科の1〜2年草。茎はやや堅く、枝分かれして鮮やかな黄色の花を多数つける。
カントウヨメナ
川辺や田の畦など湿り気のある場所に生えるキク科の多年草。ノコンギクに似るが、種になる部分の冠毛は肉眼では見えないほど小さい。
ツリフネソウ
山の湿地に生えるツリフネソウ科の1年草。帆かけ舟を下げた様な花の姿が名前の由来。実は熟すとはじけて中の種子を飛ばす。
ナンバンギセル
草地に生えるハマウツボ科の1年生の寄生植物。葉をもたず、ススキやミョウガといった他の植物の根に寄生して養分を得る。
リンドウ
山野に見られるリンドウ科の多年草。名前は漢名の「竜胆」に由来する。晩秋の頃に開花し、茎の先端には数個の花がかたまって咲く。
ススキ
山野に生えるイネ科の多年草。明るく乾いた場所を好み、株立ちになって多数の茎が立ち上がる。穂にはノギと呼ばれるひげが目立つ。